2020.02.26

今年度最終回の庭カフェトーク~椿~

今年度最終回の庭カフェトークでは、ちょうど今見頃の椿について、お話しいただきました。
肥後細川庭園や椿山荘のある関口・目白台一帯は、
以前、椿山とも呼ばれたほど、椿が自生していたところ。
椿油の採れる種はじめ、幹も葉っぱも利用でき
さらに、園芸やモチーフとしても愛された椿がいっぱいの一帯って・・宝の山!と実感したのでした。

一年間、講師のお話をお聴きし、日本の自然と文化の奥深さに驚くことばかりでした。
そして、昔の方々のそれらへの造詣の深さにも。

また、来年度も企画させていただきます。
来年は、どんな日本の美とわざと心に出会えるでしょう。

2020.02.15

「ウェル・ビーイング リトリートin鎌倉」開催しました

お庭の梅や椿もちょうど見頃。落ち着いた空間で、皆さんと素敵な時間を過ごすことができました。
ご参加いただいた皆様、講師の皆様、それから、鎌倉未来ラボの皆様、ありがとうございました!

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ウェル・ビーイング リトリートin鎌倉
子どもたちのために毎日忙しく過ごしていらっしゃる皆様が、
古都・鎌倉で、ほんのひと時、日常から離れ、自分自身の幸せを見つけ出せますように。

子どもたちの幸せな未来のために、大人の私たちがまず、心身共に幸せに、豊かに生きていきましょう。
ウェル・ビーイング リトリート in 鎌倉では、「和の文化で心とカラダを整える」をテーマに、
和の作法や日本文化を通して、自らの心と体を整えるヒントを学びます。

【プログラム】
視:庭園を心で見る
動:お能の所作でカラダを知る
味:季節の恵みを味わう
聴:ことばの力と声を聴く
香:和の香りで満たす
触:触れて癒す
整:音で心とカラダを整える
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2020.01.09

建具にみる木と日本人

企画させていただいている肥後細川庭園・庭カフェトーク。
新年初めの回は、日本の伝統的な建具のお話。
建具職人の木建屋杢正の新井正さんに登場いただく予定です。
和室、日本家屋の美しい佇まいはどこから生まれるのでしょう。

木建屋 杢正
https://www.t-mokusho.com/

2019.10.31

ウェル・ビーイング リトリート2019秋開催します

子どもたちの幸せを支える先生方、大人の方々の力になれれば、と
幼児教育者である友人とのコラボ企画。
秋は”動”のリトリートで、自らのパッションとパワーを再確認するためのヒントをくださる先生方をお招きしました。

幼稚園、学校の先生に限らず、ピアノの先生、お習字の先生、公文の先生・・
それから、お母さん、お父さん、子どもに接するすべての方、どうぞ!

2月には、鎌倉で”静”のリトリートも企画中。和の文化をテーマに心とカラダを整えます。

2019.10.24

シラベの香りに癒される

昨年からご一緒させていただいている富士山の森づくりでの一コマ。
シラベの枝葉を使ってバームとリフレッシュナーを作りました。
大人の実験教室のようで、みんなワクワク。それに、シラベのよい香りに癒されました。

人と森とのつながりを紡ぐ新たなヒントをいただきました。
それにしても、植物はすごい!!

2019.09.07

九州の手仕事

九州で自然×文化のプログラムを企画しており、
出張ついでに大川市の大川ウッドワークミュージアムで組子を体験してきました。
https://woodworkmuseum.jimdo.com/
何度見ても、手作業の細かさと美しさにほれぼれします。

2019.08.03

わたしが染めて、わたしが織る

以前から、気になっていた染織。
ようやく機が熟して!? 週末、京都のアルスシムラさんのワークショップ「わたしが染めて、わたしが織る」に
参加してきました。

お蚕さんから糸をいただき
植物から色をいただき
鉱物の力をいただき
そして、ひとが織る

ここにも自然のめぐみをいただく、という自然と人とのつながりがあります。
今回は、イチイの鉄媒染と銅媒染でしたが、
糸や植物や鉱物から、そして“織り”から生まれる、ひとの意図を超えた“色の世界”を前に、
とても敬虔な気持ちになりました。

2019.06.26

富士山の森づくりのプログラム 2.森の香りをきく

普及啓発プログラム第2弾は・・・香りです。富士山の森をいろんな角度から知っていただきたいと思い、これも去年からあたためていた企画。ハーブの専門家で、植物療法学校トトラボを主宰する村上志緒さんに、森づくりの地域を一緒に歩いていただきました。

いちばんの目的はシラベ(シラビソ)を使ったプログラムを検討していただくこと。村上さんに促されて、シラベの新芽、折れて枯れたシラベ、そして、シラベの樹脂などを嗅いでいくと・・香りは全く異なるのです!そんな違いがあったなんて!その違いの理由も説明いただきながら森を歩くと、植物たちの持つすばらしい機能や戦略に驚きの連続です。

たった50mほど歩いただけでしたが、その林道が宝の道に見えてきたのでした。

2019.06.25

富士山の森づくりのプログラム 1.耳をひらく

今年も公益財団法人オイスカさんによる「富士山の森づくり」をお手伝いしています。昨年度からあたためていた普及啓発プログラムを試行し、オイスカのスタッフの皆さんと体験しました!

一つは、ボランティアによる鳥の調査。植樹地域にどのような鳥がいるのか、さえずりを聞いて調べます。が、もちろん素人には難しすぎて・・・。山階鳥類研究所の森本元さんのご指導の下、まずは、ウグイスのさえずりを覚えて、5分間の調査にチャレンジ。何度か回を重ねると・・・全員がほぼ同じようにわかるようになりました!

調査への参加ももちろん大事ですが、いちど体験すると、鳥の鳴き声に対して「耳がひらく」ことがよくわかります。そのあとは、今まで気づきもしなかった鳴き声が自然と聞こえてくるようになったのでした。こんなに鳥がいたなんて!ぜひ、ボランティアの皆さんにも体験していただきたいです。

2019.04.18

肥後細川庭園 庭Cafeトーク 2019春夏 第1回が開催されました!

知る人ぞ知る都内の美しい日本庭園・肥後細川庭園で、日本の技・美・心を”自然”という切り口から楽しむ、庭Cafeトーク。
4月18日、東の空に昇る満月を松聲閣から眺めながら、第1回目が開催されました。桜と日本庭園への日本人の思いの深さにしみじみと感じ入りましたが、講座の後半、肥後細川庭園が実は京都・嵐山に見立てて造られたと聞き、一同びっくり。お庭にあるヤマザクラにも、池の形にも、散在するように見えた石にもきちんと理由があったのでした。

 

2018.12.01

伝統庭技研修会に参加しました!

京都にて(一財)日本造園修景協会主催の伝統庭技研修会に参加しました。庭師さんの哲学にこれからの社会と自然を考えるヒントがあると感じ、昨年から少しずつ日本庭園について学んでいます。
時間と空間、美意識、そして自然観。
私たち日本人にとって自然とはなにか。深く考えさせられます。

京都日本庭園